経済産業省と産学官が立ち上げたキャッシュレス推進協議会が今月末にQRコードの識別する番号の割り振りを決済事業者ごとではなく、統一することを発表。しかし何故いまさらという疑問が
統一規格とは一体どのようなものか
QRコードには12桁前後の数字が埋め込まれており、決済事業者は特にその数字は決まられられた規格がなく取扱いたい情報を個別に設定して決済している。しかし、この場合、決済事業者同士で重複したり全く別の番号になるため全てを一括して取り扱うには不便になる。
そして、今回、統一規格として利用者の識別番号を重複せずにユニークな番号を付与してデータを収集した際の利便性向上を図ろうとしたようだ。
統一規格は決済事業者の負担増
実際、決済事業者は増え続け、○○payという名前はそこら中で聞くサービスとなりました。
そのサービスを提供する決済事業者はまずはシステムの構築しサービス開始から営業やキャンペーンで数ヶ月かけてサービス拡充を狙い10月の消費税増税に向けて必死にキャンペーン合戦をしていることでしょう。
それなのに今更かと思うような統一規格の話、決済事業者としては目を覆いたくなることでしょう。なぜなら今まで手数料0円で数百億円もかけてキャンペーンをしてきて、統一規格でシステムの構築を0からやり直せということですから。
この規格を実現するためには各事業者が連携するためのシステム構築が必須であり、ユニークでなければ使えないQRのためそれらを処理することが必要で、また統一しているコードを保持している会社へ手数料や費用が発生することでしょう。
ただでさえ無理して負担を虐げられている状況で降って湧いたこれが採用されれば事業者だけではなく店舗、利用者にもその費用が負担になる可能性もあり問題だ。