スマホ決済におけるキャッシュレス化の実力は

QRコード決済といわれているいま流行りのスマホ決済について、その実力と今後の展望について

現在、QRコードが流行りのためかQR決済と言われていますが実のところQRコードだけではなくバーコード、非接触や他の方法としても使えるスマートフォン決済、略してスマホ決済の事をQR決済と表現していることが多く見受けられます。

実際QRコードのみで決済が出来る利便性と店舗で安価で簡易的に決済方法を扱え得ることが主流とされ 設備が必要な非接触よりもQR決済自体での普及が主な手段となっているからと考えられます。

しかし日本ではSuica、クレジットカードなどを所持している割合は20代~40代は圧倒的に所持している割合が多いのが現状です。

ここまで非接触型ICやクレジットカードの所持率が多いならなぜ店は新しい決済方法のQRコードを使った決済に頼らなくてはいけない状態となっていったのでしょうか。

Suicaを扱うJR東日本の首都圏で駅の改札でタッチして入場出来る機械が導入されいます。しかしこの機械は1台なんと1000万円近くすると言われています。その高額な値段のためか東日本の駅ですら約駅の半数しか導入出来ていないという現状とのことです。

ここまで高くないものの店での非接触を導入する際には導入費用やレンタル費用がやはりかかります。そのため導入しても恩恵がない小売り店舗などは現金のままで問題ないと考えているところが多いというところでしょう。

80%、この数字が現在の日本の現金支払い率とされています。現金でしか支払えないから払うだけではなく面倒だから現金でいいかという考えもあるのか諸外国と比較してとても高い比率になっています。

Suicaはほぼ学生でも所持しているから買い物でも使われるかと思いきや、統計として電車やバスで使うものの買い物では使われないという結果が出ています。チャージの上限が2万円までで買い物として使うと電車バスに乗るために再びチャージしないといけない、還元など一切ない等これらを買い物で使うメリットがないため使われてないように思われます。

そこで安価に店側が導入出来るQR決済とほぼ所持しているであろうカメラ付きスマートフォンに注目が集まったわけです。

元々、中国でAlipayやwechatPayが主流となり拡大して成功している事例があったのも要因となったのは間違いありません。PayPayが販促として利用している100億円キャンペーンは中国の双方の企業が行っている現金配布のおみくじや数百億円もの還元キャペーンが元になったとされています。

中国などは偽札問題もあり、偽札問題がない日本とは状況が異なりますので一概に中国を真似して成功するとは限りませんが、一応成功事例として参考にしているようです。

満を持して誕生したQRコード決済ですが、実はすでに2年前から始まっていたのですが一行に認知度が低いままでした。誰も見向きもしないまま2年すぎたといっても過言じゃありません。

2018年12月に10日間だけ行われたPayPayの100億円キャンペーンで一気にQRの文字が良くも悪くもメディアで取り上げられました。そので目にした方は多いと思われます。

しかし、一気に認知されたQRコードですが、 QRコードでの金額打ち込みが不便というのが主な客側の意見として伝わってきました。ここまで日本で普及した非接触が快適で便利なためそう考える人が多いのは当然だと思います。

現在は販促キャンペーンや店側も0円手数料無料など店側も恩恵があるため、広がりを見せているスマホ決済。お客側がその金額を打ち込むという手順をどう捉えるかがキャンペーンが終ってからが本番のように思えます。店側としてはタブレットやバーコードなど利便性も兼ね備えた決済手段も出来るようですので今後の店舗側と利便性と費用との駆け引きが行われそうな感じです。

他の手段で広げようとしているPayはあります。

メルペイはiDという非接触が最初に決済機能として追加されQRコード決済は後から導入という他payとは逆の方法をしています。

ローソンPayは商品のバーコードを読み取りセルフで決済出来る方法を打ち出しました。

スマホやアプリで出来る決済方法は1つではありませんのでアプリの進化により色々と利便性が高まりつつ店も費用を抑えられるとてもいいシステムになっていくことでしょう。